1000 Speakers Conference in English 1が無事に終わりましたのでご報告と感想

Sat Dec 7 15:35:11 JST 2013 (modified: Sun Jun 16 22:39:55 JST 2019)
views: 1170, keywords:1000,1000eng,AIIT,勉強会,ご報告,英語 この記事は最終更新日が5年以上前のものです。

腹風邪で弱っている胃腸に油とアルコールを流し続けている上田です。こんぬつわ。

さて、一昨日は1000 Speakers Conference in English 1でした。私は学会で言うところのvice-chairmanみたいなこととlocal organizerをやりました。

よしおかさん(@hyoshiok)が三週間前に「やりましょう!」と呼びかけて、一昨日6日に日が置かれ、「準備期間短い!」とか言いながら、大学の方々の助けを借りてなんとか準備に協力できました。短いと言いつつも、準備期間が短い方が余計なことをせずにうまく行くのは私も経験上知っていることなので、なんとなく出来レース感があってやりやすかったです。

参加者は18人、うち発表者が10人、懇親会には16名のご参加がありました。私個人の反省を述べるともう少し学生さま方にリーチする術があればもうちょっと人が呼べたかも。一方、この会は聴講するよりも発表者の方が面白いので、発表者の方が10人もいらっしゃったのを喜ぶべきかもしれません。

ところで私は「英語話そう」という訴えや風潮が嫌いだと方々で話しているのですが、このような会を開くことは大変有意義だと考えております。実際に必要であったり、学びたいものに対して場を提供するということは大事で、

会の本編

まず1分程度の自己紹介があり、5分のLTを10人が行いました。これを書くのがいいのか悪いのか分かりませんが、自己紹介、皆さん普通に喋っていらっしゃるのでビビリました。

次にLT。私が最初にやりました。よしおかさん構想では、話した人が1000人になることを目標とするということで、話した人に番号がつくそうです。ということは私はNo.1ですので、労せずしてあとの999人の頂点に立ったのであります(おい)。英語なのでちょーーとまずいかもしれないが。

I just say, I'm loving Chungking Mansions.

20131206 1000 speakers conference in English 1 from Ryuichi Ueda

他の方の発表について

その他の方の発表は、言語を超えて楽しめました。かとうさんのエクセルの話はエクセル方眼紙の実物が出てきて大変説得力があり、やっぱりこの方やり手だなと勝手に感心し、おかまつさんは英語勉強しましょうという話に見せかけて結局プロレスの話に滑らかに移行するというWWE的な超絶技法を炸裂させておりました。カマタ師は相変わらずの突撃英語でこれはこれでよいことだと思います。

私が一番英語を話していた20代後半のときには自分は話せる方でしたが、それ以上の年代になると普通レベルに落ちているのを認識できたので、私的にはかなり刺激のある会となりました。また来月開催の予定です。

参加者は18人、うち発表者が10人、懇親会には16名のご参加がありました。私個人の反省を述べるともう少し学生さま方にリーチする術があればもうちょっと人が呼べたかも。一方、この会は聴講するよりも発表者の方が面白いので、発表者の方が10人もいらっしゃったのを喜ぶべきかもしれません。

余計な事を書いておくと・・・

ところで私は「英語話そう」という訴えや風潮が嫌いだと方々で話しているのですが、このような会を開くことは大変有意義だと考えております。実際に必要な人や学びたい人に対して場を提供するということは大事で、このように形にしてしまうよしおかさんはすげえと。私にとっても、英語がどうのこうのと評論するだけじゃなく、こうやってちゃんと手伝う機会をいただけたのは大変ありがたいです。

一方、ただ単に煽ってる人の言う事はどうなのかなと考えていることをちゃんと書いておきます。単に目先の仕事に役立つというのなら分かるのですが、本当に世界がグローバル化したときに1億人の日本語話者が一カ所に固まっている強みを自ら手放すようなことが、長い目で見て良い戦略だとは私は考えません。たぶん日本語の成長は止まるでしょうし、文化的な側面から見たときにも疑問です。日本語と英語の両方できればよいのですが、特に仕事や学問における日本語は鈍った道具になってしまうかなと考えます。

日本語で仕事や学問をできるということを、もうちょっと大事にするべきかなとも考えます。前の大学で出会った数多くの留学生を見ていると、やはり英語の教科書を読みこなした上で研究するということが、本人たちにとっては自然でも高いハードルになってしまっているのではないかと考えていました。彼らは自分たちの前の世代にあった植民地支配を、まだ受けています。学問や研究が成熟するにはある種の干渉を受けないことが必要だと考えますが、言語の違いは緩やかにそれを実現する道具です。そういう重要な資本を奪われてしまうのは残念なことです。ヨーロッパの国々も、ちゃんと母国語の学術会議を持っています。中世以前から他国の干渉を多く受けている国は、ちゃんとうまくやっているので、我々も英語圏ばかり見て判断するのはよろしくないかと考えます。また、IT屋さんは言葉を扱うので、日本語の不利をモロに受けてしまうのですが、全ての業界がそうとも言えません。

と、そういう面倒臭い議論もどこかでやりたいなとは考えていますが、何か世界に発信できるものを持っている人が英語の技能を伸ばすことは手放しでよいことだと考えます。世界は広いし、お金の無い若いときにいろんな国でいろんな変な目に逢ったので、この会を通じて英語だけじゃないよという話をしていけたらいいなと考えています。また来月、立て続けに1000 Speakers Conference in English 2をやることになりましたので、また準備できたら告知いたしますのでよろしゅう!(ひぇぇ)

ノート   このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

prev:今年も結局年賀状は出さない next:英語の次はシェル芸ずら

やり散らかし一覧

記事いろいろ