本日早朝、考えていたこと。

Sat May 3 05:50:04 JST 2014 (modified: Mon Sep 18 20:51:45 JST 2017)
views: 1138, keywords:眠い,頭の中だだ漏らし この記事は最終更新日が7年以上前のものです。

20代の頃、まだロボカップや出張であっちこっちの国に一週間単位で行ってた頃、行く国のタブーについて調べるのが趣味でありました。\そんなにハードな国には行ってないので、せいぜいビール瓶を持ってフラフラしないとか、ゲップをしないとか、シルバーシートに座ったら引っ叩かれるとか、電車に入ってくる物売りへの接し方とか、その程度のことですが。その程度のことでも、儒教が関係してるとか、プロテスタント的だとか、文化的な解釈ができるので、ちょっとした学問になります。\タブーの他にも、「センシティブ」と言う言葉があります。その国で話題にするには危険な物事という意味ですが、これは外から見てわけが分からないからセンシティブなのであって、背景をおさらいしておけばミスが減ります。\その国に入っていく余所者としては、考え方まで知ってないと、なかなか自然に振る舞えない。これは、語学より大事で、ネイティブのように喋っても、最悪、相手にとったら不快なネイティブスピーカーでしかないかもしれません。\ただ、当時はそこまで深くは考えてませんでした。海外の場合はいても10日間なので、ちょっと勉強していけば溶け込みが早くて面白い程度でした。\異文化交流という意味では、むしろ一番難しかったのは、オープンソース界隈でした。普通の経済原理(物を作って売る)くらいの知識ではこの界隈の行動原理は分かりません。ルールもセンシティブなことも多い。私はぜひ溶け込みたいと考えていましたが、さっぱりわけが分からず、ぼんやり理解するまでに2年、なんとか中で行動できるまでに3年、6年たってまだ隅っこでおとなしくしているという有様です。\それに限らず、センシティブは国内に溢れているのですが、日本語話者同士では実に分かりにくいというか、気づきにくいというか。うん。おそらく日本では気付きにくいんですね。他の多くの国のように集団間の壁が少ない。\でも少ないだけで、存在はするし、今後、少しずつ壁が高くなって行っているような気もします。集団に対して分析するのが異文化交流なのか、勉強なのか、ステレオタイプの助長なのかは分かりませんが、とりあえずは相手を分析してみることで、少なくとも無用な事故は減らせるんじゃないかなと、思っております。\\では、これから飛行機に乗ります。いいえ、国内です。

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