LaTeXで論文を書くときに使ったシェル芸のメモ

Sat Aug 9 10:51:17 JST 2014 (modified: Sun Oct 1 10:50:27 JST 2017)
views: 2174, keywords:CLI,PDFシェル芸,poppler,シェル芸 この記事は最終更新日が7年以上前のものです。

一昨日提出したので息抜きにメモを書いておきます。来週から別テーマでシミュレータを作ります。たぶんC++で・・・。修行だ・・・。

文字数カウント

ページ数でなくて単語数を制限するジャーナル(英文)だったので、手元のMacで作った原稿をLinuxのVPSにアップして、lessでテキストに変換し、wcでカウント。TeXの原稿をそのままwcするとコメントアウトしたものとかヘッダとかいろいろあるのでPDFから行った方が単語数が少なくなる。

###アップロード###
   server:hoge_journal ueda$ scp hoge_journal.pdf test.usptomo.com:~/
   ar_prob_flow.pdf 100% 438KB 437.9KB/s 00:00
   ###ログイン###
   server:hoge_journal ueda$ ssh test.usptomo.com
   Last login: Thu Aug 7 16:33:50 2014 from r.aiit.ac.jp
   ###PDFをlessで読むためにpopplerをインストール###
   ueda@remote:~$ sudo apt-get install poppler-utils
   ###こうするとlessでPDFが読める###
   ###そしてlessの後ろには実はパイプをつけることができる###
   ueda@remote:~$ less ar_prob_flow.pdf | tail
    [16] Lenser S, Veloso M. Sensor resetting localization for poorly modelled robots. In: Proc. of IEEE ICRA;
    2000. p. 1225–1232.
    [17] Ueda R, et al. Expansion Resetting for Recovery from Fatal Error in Monte Carlo Localization –
    Comparison with Sensor Resetting Methods. In: Proc. of IROS; 2004. p. 2481–2486.
   
   
   
   
    15
   ###ということでwcで単語数がわかる###
   ueda@remote:~$ less ar_prob_flow.pdf | wc
    807 6065 50879

数式とかがあるのでざっくりとした計算になりますが・・・。

LaTeXの原稿から表と図をコメントアウト

図を抜いたpdf作ってワード数をカウントしろと言われたので・・・。めんどくせー。

sedで範囲指定の上、置換をします。どの記号をエスケープしなければいけないか、細かい知識が必要ですが、別にトライアンドエラーでやっても手でやるよりは早く終わるでしょう。

uedambp:AR_PROB_FLOW ueda$ cat ar_prob_flow.tex |
    sed '/\\\\begin{table/,/\\\\end{table/s/^/%/' |
    sed '/\\\\begin{figure/,/\\\\end{figure/s/^/%/' | less
   ...
   This distribution is obtained at a trial in Sec. \\ref{sub:behavior}.
   
   
   %\\begin{figure}[h]
   % \\begin{center}
   % \\includegraphics[width=0.5\\lin(略)
   % \\caption{A distribution of pa(略)
   % \\label{fig:particles}
   % \\end{center}
   %\\end{figure}
   
   At the beginning of each trial,
   ...

aspellでスペルチェック

これはシェル芸ではありませんが・・・。

英文のスペルチェックをするときは頭にLANG=Cをつけましょう。 (なにかaspellの設定をいじれば扶養かもしれませんが。)

server:hoge_journal ueda$ LANG=C aspell -c hoge_journal.tex

あんまり長いワンライナーではありませんが、こういう日常で使うものこそシェル芸ですので、特に研究者の皆さんは使えるようになっておきたいところです。

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