pyというコマンドを作ったった

Thu Aug 29 23:34:05 JST 2019 (modified: Thu Aug 29 23:47:27 JST 2019)
views: 1909, keywords:日記 この記事は最終更新日が5年以上前のものです。

 本日は学科の仕事。合間にコマンドを作っていました。朝にrbというRubyをワンライナーで使うコマンドが便利だというツイートがあったので、Pythonで同じようなコマンドが作れないかやってみようというのがきっかけです。

 ちなみにそのツイートはブログへのリンクで、そのブログ記事はシェルのワンライナーをレガシー呼ばわり心の声: 出!出〜〜〜!!!1でた〜!いっつもレガシーとかバッドプラクティスっていうんだよあの人たち・・・)する代物だったので、引用はしません。だけどきっかけをくれて感謝しておりますです。あんまりRuby的なものがベストプラクティスで他はバッドだと言ってると、かえってRubyを使っている人たちの評判を落とすので、やめた方がいいと思います。「ある点ではこちらが優れている」という研究者的な表現をお勧めいたします。自分もたまに「Javaは・・・」とかやらかしていましたが、今は厳に慎んでおります。私は言語、適材適所でなんでも使います。

 それはさておき、謎の高速プロトタイピングテクノロジー(注意: しかしそれで終わることが多い)で、合計2時間くらいでちょちょいと作ったものが次のようなpyというコマンドです。

使い方

awkのように数字と文字列を自動認識したり、フィールドをF1, F2と参照できたりと、微妙に芸が細かくなっております。が、基本、処理が大きく限定されており、行またぎの処理ができません・・・。

awkのようなパターン

$ seq 10 | py 'F1%2==0'
   2
   4
   6
   8
   10

awkのようなアクション

$ echo 1 2 3 a b c | py '[ F2, F3*3, F5+"aaa"]'
   2 9 baaa

パターン & アクション

$ seq 10 | py 'F1%2==0[F1, ":even"]'
   2 :even
   4 :even
   6 :even
   8 :even
   10 :even

モジュールのインポート

$ seq 1 3 | py -m 'import math' '[ F1*math.pi, math.sin(F1) ]' 
   3.141592653589793 0.8414709848078965
   6.283185307179586 0.9092974268256817
   9.42477796076938 0.1411200080598672

リスト内包

$ seq 1 100 | xargs -n 10 | ./py '[ 1.0/x for x in f[1:3] ]'
   1.0 0.5
   0.09090909090909091 0.08333333333333333
   0.047619047619047616 0.045454545454545456
   0.03225806451612903 0.03125
   0.024390243902439025 0.023809523809523808
   0.0196078431372549 0.019230769230769232
   0.01639344262295082 0.016129032258064516
   0.014084507042253521 0.013888888888888888
   0.012345679012345678 0.012195121951219513
   0.01098901098901099 0.010869565217391304

コードはこちらです。

以上です。寝る。

ノート   このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

prev:日記(2019年8月28日) next:Pythonをコマンドラインで使いたいのでopyというコマンドを作った

やり散らかし一覧

記事いろいろ